段々弟を怖れるようになってきた。
彼は私が彼くらいの歳だったときとは比べ物にならないくらい視野が広い。
自分の将来についてよく考え、かつ目標に向かって邁進している感がある。
私が引け目を感じる点をリストアップしてみる。
1.人間観察力と対人スキル。
私が学生時代にかなり限定されたコミュニティでしか活動していなかったのに対し、彼はもっと幅広く他者と交流していたのは間違いない。私は何の部活動もせず、パーティの類には一切参加しない。さらに、友人と一緒に食事に出かけることも稀であった。また、私は弟をあまり観察してこ無かったのに対し、彼は中々よく私を観察しているようである。この経験の差はかなり大きい。
また彼は人から学ぼうとする意欲が旺盛である。逆に私は人に教えを乞うことが苦手である。
大分その苦手意識は払拭されたが、弟の積極性にはまだ敵わない。
2.自己への投資
私はケチである。倹約家とは違う。些細な出費に対してすら心に強い抵抗があるのだ。
お金を貯めるのが好きというわけでもない。積極的に稼ごうともしない。
私のもっとも嫌う人は稼ぐ力はあるが、人間性には大いに問題があると私は感じている。
彼に対する感情が私のお金に対する価値観を歪めているのだと思う。まぁ、病の一種だろう。
一方、弟は積極的に自分のスキルや人脈の為に躊躇い無く投資することができている。
日々の学習量は彼のほうが私の数段上なのではあるまいか?
そう思うと、私も努力しなければいけないと考える。また自分への投資を恐れずに敢行できるよう心の持ちようを改善せねばなるまい、と。
まぁ、これもここ2,3年出費に大しての抵抗が大分和らいできたので、いずれ弟に対する引け目も無くなってゆくはずである。少なくともこの点においては。
3.行動の早さ
私が近年常に意識していることだが、彼も意識しているようである。彼は生まれつき行動が早い性質ではないと思う。しかし意識して思い立ったら即行動するよう心がけているようである。彼のほうが私より大分前から意識しているし、実際彼の行動は私より大分早い。身軽なのだ。
と、まぁこれくらいか、パッとおもいつくのは。
私の観察眼に磨きがかかれば今の私には認識できぬ彼の特長も見えてこよう。
身近にこのように私に刺激を与えてくれる人物がいるというのは幸せなことだ。
私が己を磨き続ける限りは幸せなはずだ。逆に私が立ち止まったら、彼は手の届かぬ世界の住人となってしまうだろう。それはなんとしても避けたいおぞましい未来像だ。
今年も頑張るしかない!
兄弟でお互いを啓発しあえるなんて素晴らしいね~。感激。
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