Friday, October 19, 2012

統計の授業の準備がシンドイ

私の希望が叶って、今年のカリキュラムに統計のコースが導入された。
今まで統計を教えた経験がないので、やってみたいと思っていたので喜ばしいことだ。
私が学生時代に初めて受けた統計の授業を参考にして教科書に忠実に進めて行くつもりだった。
しかしこの統計のコースは毎週1回45分のコースとなった。
私の構想は週3,4回の授業だったので、非常に困った。

週1回の授業では、年間通しての授業回数は非常に限られ、一般的な統計のクラスで教えられる内容は到底カバーしきれない。
週1回しかないので、当初の構想を捨てた。統計の理論や計算はできるだけ省き、統計が如何に普遍的に応用されているかを理解してもらうことを主眼とした。

その結果、私は週1回の授業の準備に苦しむことになった。
教科書ベースに進めるなら、そこにある例や用語解説、数値算出方法などを説明することになり、教科書をよく復習すればそれなりの準備が可能だったろう。
しかし、統計の応用例を実際に探すとなると大分事情が異なってくる。

まず授業で生徒に興味を示してもらえる例が何かを考慮する必要がある。
昨日はボードゲーム"モノポリー”を取り上げたが失敗であった。
何人かはゲームを知っていたので興味を示してくれたが、他の何人かはゲーム自体を知らなかったので、授業に全くのってこなかったのだ。

また私が実社会のことに疎いという問題も顕かになってきた。
そもそも私が統計の応用例について興味を持ったことがあまりなく、教科書上の理論に満足していた感がある。だから私の頭には具体的な統計活用例の蓄積が殆どなく、応用される分野のバラエティに欠く。これが授業準備を難しいものにさせている。

そして週に一度しかないので、下手な授業をしてはいけないというプレッシャーが
毎日ある授業より強い。毎日あるクラスならば、ある程度の脱線やミスも挽回可能であるが、
週に一回だと、挽回は無理だ。

まぁ色々と書いてみたが要は私にはこのコースを講義するに十分な素地が出来ていないのだ。
己の力量不足を痛感させられる一年となりそうだ。

1 comment:

  1. http://kogolab.chillout.jp/elearn/hamburger/index.html

    こんなサイトがあるよ。参考になる?
    大好きな野球のデータはねたに使えないの?

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